青春18きっぷ利用で四国・高知入りした翌日は、
日本一の総延長距離を誇る「とさでん=路面電車」を乗りテツです。

路面電車の総延長日本一は広島の「ひろでん」と思われがちですが、
それは誤解です。
ひろでんが日本一の乗客数の多い路面電車であることは間違いないですが。

そして、この「とさでん」を地元の方は「とでん」の愛称で呼びます。
関東人なら「とでん」と言えば「都電荒川線」の事ですよね(笑)。
☆
今回連泊した高知の宿はトレインビューのお部屋でした。

おかげで、夜も電車の走行音が聞こえる度に窓に張り付く怪しい親子なのでした♪
3日目はJR高知駅前にある電停からのスタートです。

路面電車の全線が1日乗り放題のキップを購入。
まずは浦戸湾・高知港にほど近い、とさでんの車庫見学(トップ写真)。
そこから終点の桟橋通五丁目まで歩きます。
今日も南国土佐の陽射しは眩しく、病み上がりの身体には辛いのです…。


終点の桟橋通五丁目はこんな感じで浦戸湾に面しています。
下の写真に車両の屋根がチラリと見えていますよね。
昔はこの近くの高知港から大阪や東京へのフェリーが出ていましたが、
今は全て廃止され、高知は何だか陸の孤島のような感じもあります。
※私は飛行機を使わない派だからの発想かもしれませんが(汗)。
一旦はりまや橋まで戻り、ここから「ごめん」行きに乗り換えます。

こんな所にもアキバ系車両(痛電車!?)がありました!!
萌えキャラに「ごめん」されてしまうのも恥ずかしい感じ(笑)。

中心街を抜けると路線はこんな感じです。良い感じですねぇ♪
ガードレールもなければ踏切もない!!
横を走る道はこれでも国道なんです。

郊外の電停は、道路に塗られた緑の空間!!
ホームなんて立派なモノどころか、段差すらありません。
こんな場所で乗り降りするのはヒヤヒヤものですよね。
※電停に電車停車時はクルマは止まらないといけません。
日本一短い駅(電停)間隔の場所もとさでんにあります。

電停の間隔がたったの84m!! 小川の橋を挟んで両側に電停があります。
何の為に!? それは近くにある学生さんの利便性の為に電停を新設したため。
でも、84mぐらい学校から遠くても文句言う人は居ないと思うのですが!?

終点の「御免町(ごめん)」電停にはコンビニが併設されていました。
ローソンの店内と電停待合室が繋がっているので便利です。
ここで一つの謎があります。
とさでんの一部電停では列車が近づくと音楽が流れます。
その音楽は何と「ファミリーマート」入店時に流れる音楽!!
電停で電車を待っているのに、コンビニで買い物している雰囲気に。
なのに、御免町電停に隣接するのはファミマでなくローソン。
何故なんだぁぁぁぁー!!!!

後免町電停前では「ごめん まちこ」さんも余所者を大歓迎♪
キャラデザインはアンパンマンのやなせたかしさん。
☆
普通の観光=名所巡りをする気は全くないのですが、はりまや橋は外せません。

30年前は橋の欄干のみで川は暗渠化していた記憶がありましたが、
今は小川が人工的とはいえ、流されていました。

繁華街を食事処めざしてウロウロキョロキョロ…。
デコトラの広告!?
実はコレ、高知よさこいまつりの先導車のようです。
何だか不謹慎ながらヤンキーまつりを想像してしまうのです(汗)。
※高知のみなさん、ごめんなさい!!
うだるような暑さ、そんな時でもコレを食べなければ!!

高知のB級グルメの「鍋焼きラーメン」です♪
息子は暑さに耐えられずチャーシュー丼。
でも、しっかりとラーメンも横取りされました。
味は醤油スープで意外や麺は細め。生卵が乗っています。
もちろん美味しいですが、我が家の冬場の定番夕食のラーメン鍋と同じかも!?
食後はとさでん最大のハイライトの伊野線に乗り込み終点の「いの」へ。

ごめん方面は終着まで複線ですが、いの方面は途中から単線となります。
路面電車で単線なのは珍しいですが、
ここでは更に珍しい「タブレット交換」が見られます。
しかもタブレット交換が二回も行なわれるのです!!
駅員が仲介するタブレット交換とは違い、運転手同士が直接受け渡し。
最前席に座るとこれが間近で見られるのですから感動モノです。

街外れにひっそりと佇む終着の伊野電停。
以前はここにも車庫があり、その引き込み線の廃線が残ります。
その手のお話も何れ紹介したいと思います。
折り返しのはりまや橋方面に乗り込み、上町二丁目電停で下車。

土佐の英雄、坂本龍馬の生誕の地がひっそりと残されていました。

高知駅前には立派な石像もあり、土佐の幕末の志士のお三方が揃います。
桂浜に坂本龍馬像を見に行こうかとも思いましたがここで充分……かも(苦笑)!?

複数の電停には高知出身の奇才漫画家の西原嬢の手がける案内ポスターも♪
最後は、再びとさんでんに揺られて御免方面と桟橋車庫を意味も無く乗り回し、
夕方18時過ぎに高知駅前に戻りました。
たったの1000円でこれだけ路面電車に乗り続けられる。
あぁ、何と幸せな事でしょうか(笑)。

【3日目の行程/8月20日】
※路面電車なのですべて電停での乗り降りとなります
高知駅前09:30→桟橋車庫前→(歩き)→桟橋通五丁目→はりまや橋→御免町→
電鉄ターミナル前→(歩き)→大橋通→伊野駅前→(歩き)→伊野→上町二丁目→領石通→(歩き)→一条橋→桟橋車庫前→(歩き)→桟橋通五丁目→
高知駅前18:15
とさでん全線1日乗車券/1000円(小人500円) 歩行数13071歩
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この旅行記はシリーズものです。
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