先日めでたくもない誕生日を迎え、
今更家族誰も祝ってくれませんので、
自身へのプレゼント購入~♪

修理から上がって来たOLYMPUS OM-D E-M1に合わせた
望遠ズーム、「ZUIKO DIGITAL ED70-300mm F4-5.6」です。
このレンズは、旧フォーサーズの最長焦点をカバーしたズームです。
35mmフルサイズの焦点換算では×2=140-600mmとなります。
現在、OLYMPUSではミラーレス一眼カメラのMフォーサーズのみとなり、
一眼レフタイプのEシリーズカメラ及びフォーサーズレンズは全て生産中止。
フォーサーズとMフォーサーズは完全互換ではありません。

しかし、純正アダプターを取付ける事とレンズのファームアップを行なう事で、
フォーサーズレンズをOLYMPUSミラーレス一眼カメラに取付ける事が可能に。
ただし、AFシステムに難点があり、AFスピードが遅いのです。
その動作は、フィルム時代のAF一眼レフカメラ創世記の頃と同じ感覚。
現代のAFカメラに慣れた人には耐え難いものです。

そこで、OLYMPUSのフラッグシップカメラのE-M1では、
この問題を解消して、フォーサーズレンズの資産を活かせる
「DUAL FAST AF」を搭載して、ストレスのないAFスピードを実現。
持病トラブルを直してでも、E-M1を使う理由もそこにあります。
では、詳しい露出は抜きとして、試し撮りの作例を載せます。



コントラストは少し控えめですが、描写は悪く無いです。
ボケは美しいとはいえませんが、この手のズームとしては御の字でしょう。

動きものは無理がありました。
レンズのAFモーターが動体追尾には向いていません。
上級レンズに搭載されるSWD(超音波モーター)ではありませんので、
オールドAFレンズのような大きな駆動音も発せられます。
ネタバレではないですが、このレンズ(光学系)、
実はシグマのOEMです。

10数年前に販売開始され、今でも現役ラインナップされるシグマの
「APO70-300mmF4-5.6 DG MACRO」
の外装をオリンパス風に仕立てたレンズなのです。

しかし、ズームの焦点リングの方向もオリンパスに合わせ、
プラスチッキーでありながらも、高級感は高めています。
でも、シグマのスリムなレンズに比べメタボになってしまいました…。
そのお陰か、シグマ550gに対し、オリンパス615g。
定価は税別、シグマ62,000円に対して、オリンパスは47,500円。
何とOEMレンズであるオリンパスの方が安いのです!!
※実売価格はシグマの方が安価でした。
シグマレンズの方は値段の安さから、
キヤノンの一眼レフデジに使っていましたが、
周辺光量の甘さや、描写色が純正と掛け離れていたため使用機会は激減。
でも、このオリンパスでは、焦点距離2倍換算のおかげで
周辺光量の甘さは気にならず、描写色はカメラ側の設定で調整。
そのおかげで、シグマを使っていた時の印象とは変わりました。

右から、昭和の大口径ズームレンズのトキナーAT-X150-500mmF5.6、
ZUIKO-D 70-300mm、Canon EF100-400mm F4.5-5.6L。
140-600mm換算となるオリンパスレンズの小さい事。
これぞフォーサーズマウントの利点なのです♪
最後にこのレンズのお値段は、中古良上品で1.6万円也。
旧フォーサーズマウントのレンズはお買い得になってますね。
☆
フジの新型ミラーレス一眼のX-H1にもボディ内蔵手ぶれ補正を採用。
オリンパスと同じMフォーサーズ規格のパナソニックカメラも同様の流れ。

レンズ内手ぶれ補正か!? ボディ内手ぶれ補正か!?
その対立の図式にもそろそろ決着が見えて来ましたね。
オリンパスのボディ内5軸手ぶれ補正は実に優秀なのです!!
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