金曜夜に東北旅から帰り、土曜夜は親友たちとの飲み会、
そして昨日は36℃近い炎天下の中を2時間半の野球。
身体がガタガタ状態のままで本日のデスクワークは睡魔との闘いです(汗)。
今回の旅では、多くはありませんが若いサイクルツーリストと出会います。
今の自転車ブームはロードに偏り過ぎて、
中高年層ばかりが増えたような気がします。
ところが、ブームの副産物として若いサイクリストも
多少は盛り返してるようですね。
それでも、全盛期を知る者としては、その数は決して多くはありません。
☆
70・80年代、自転車は旅の道具として若いサイクリストが増えました。
当時は国道でも山域に入れば未舗装が当たり前な時代。
650A、Bの太目のタイヤで悪路の走破性に優れたランドナーが主流。

数日の旅ならランドナー、数週間の旅となればキャンピング車が使われます。
国内には多数の自転車メーカーがあり、オーダー車と比べるとリーズナブルに
旅自転車を購入する事も可能だったのです。

そして、当時は自転車旅は旅の手段の一つとして確立していた感もあり、
ソロツーリストだけでなく大人数のクラブラン的な走りも、
当然ながらランドナーかキャンピング車が選ばれます。

もちろん「サイクル野郎」の効果もあったでしょうが、
マイナー誌の少年キング連載、コミックスも爆発的に売れたとは言えませんので、
自転車旅の火付け役がサイクル野郎であったとは思えませんし、
自身も同漫画は、自転車旅の後付け的に読むようになりました。
若者宿の定番だったユースホステルは廃れてしまい、
多くの大学にあった「ユース研」なるサークルも今や壊滅状態。
しかし、「サイクリング部(自転車部)」は今でも大学に少なからず健在。
旅先で、そんな彼らサイクリング部の連中と出会う事もよくあります。
逆に言えば、個人単位で旅する若きサイクリストは少数派!?。

大学クラブの面々も昔とは違い、クロスバイクやMTBが大多数。
もはや昔のランドナーやキャンピング車は懐古趣味になり、
一部の中高年サイクリスト専用の車種のようになってしまいます。
しかし、今回の夏旅では、昔ながらの車種で旅する若者を見かけました。

一台はスローピングフレームですが、どちらもランドナーバーにWレバー。
サイドバックは今風ですが、そのスタイルは昭和の旅自転車のままです。
前車はARAYAフェデラル改造と思われます。亀甲ガードに交換されていました。
後者はグランボアエトワール。ビンディングペダル付きです。
どちらもショップやメーカーの良心で若者でも手が出しやすい価格です。
若きオーナーさんは近くのベンチでうたた寝中でしたので
声掛けは止めておきました。
もちろん、自転車旅のスタイルは人それぞれですが、
長期の旅ならば、しっかりとした専用ガードがあると安心。
ましてやキャンプを含む野宿旅のようなスタイルなら尚更ガードは必須です。

新潟から乗車した「きらきらうえつ」でもクラブランに参加と思われる
女性サイクリストに出会いました。
彼女はまだ輪行初心者のようで、車内で輪行袋を置く場所に困っていたので、
乗客の邪魔にならない置き場所を教えて上げました。
彼女の愛車はサイドバック付きのクロスバイクかMTBのようです。
近頃、雑誌媒体ではやたらとロードバイクでの旅を薦めていますが、
ロードバイクでクラブランする大学サイクリング部ってあるのかな!?
以前から私は「何でもロードバイク」な流れはNo!! と言って来ましたが、
実際に旅するサイクリストの多くは、旅自転車は何が良いか!?
そんな事には、とっくに答えが出ているのでしょうね。

学生時代は、ランドナー&キャンピングで日本中を旅をして、
分割での日本一周の最後は、少ない休みで距離を稼ぎやすいスポルティーフに。

今は日本一周で走り切れなかった場所をミニベロ使って旅してます。

そんな流れの根底にある旅自転車はやっぱりランドナーなのです。
いくらロードが進化したと言っても、
競技自転車がベースのロードが旅自転車に使われる事は、納得し難いのです。
グレードジャーニー的な旅自転車を国内メーカーで発売するようになれば、
若者はより自転車旅に出やすくなるのでは!? そうも思っていますよ。
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