旅からす本館 日本をもっと楽しもう!!

butobosoと申します。 ヤフーブログ停止に伴い移行しました。自転車趣味を中心にライフスタイル全般ならびに旅日記をお届けします♪

自転車、鉄道、オートバイの手段で日本中を旅して30年以上。本土のみならず、北は礼文島から南は波照間島まで様々な土地を旅してきました。 分割ながら、自転車による日本一周を30代で終えました。 旅人宿であるユースホステルには300泊以上宿泊しました。 自費出版で「旅からす」なる旅の本も不定期に発行しています。 子育て真っ最中なので、中々旅には出られなくなりましたが、身近で小さな旅を楽しみながら、家庭崩壊にならない程度に多彩な趣味を楽しんでいます♪

旅も後半戦に入って来ました。
暑さからか少しお疲れモードになってますが、
息子のテンションは全く下がりません。

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本日は福島県内の私鉄2路線を乗りながら、
秘境駅や温泉に浸かるといったマッタリモードのスケジュールです。

さすがに毎日ずっと列車に乗り続けて疲れも出て来ましたので、
今日は温泉に浸かって癒されようと思ったのですが………。
その顛末は本文の方でお楽しみ下さい(苦笑)。


●阿武隈急行線●

この日に使うのは阿武隈急行線の窓口で売られる
「飯坂温泉日帰りきっぷ」です。

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阿武隈急行線には平日使えるフリーキップがありません。
※割高なコロプラきっぷのみ一年中販売
しかし、このきっぷは福島交通飯坂線と阿武隈急行線の両方が1日フリー。
さらには飯坂温泉の入浴がセットされたお得なきっぷです。


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JRとは別に設けられた阿武隈急行の乗車口。
飯坂線は別会社ですが、ホームと改札口は共用しています。
通勤通学時間を外したため、混雑少なく列車に乗り込みます。

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ロングシートと思いきや、キハ40のようなボックスシートでした♪

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この阿武隈急行線は国鉄時代に東北本線のバイパス路線として計画され、
途中まで作られた国鉄丸森線を引継いで作られた第3セクター方式です。
車内はキハ40のようでも、列車は全線電化の電車となります。

昭和63年全線開業の比較的新しい路線らしく、
高架部分も多いのですが、大半の駅は無人となります。

福島駅から槻木駅までの全線を通しで走る列車は少なく、
乗車した電車は、途中の富野駅が終着となります。

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もちろん、この駅で降りるのは私ら親子のみ。
他の数少ない乗客は途中駅で全て降りてしまいました。
通勤通学時間を過ぎた下り列車ですから仕方なしでしょう。

何より、運転士の方が「何故こんな駅で降りるの!?」といった表情で
私ら親子に笑顔で会釈してくれました(笑)。

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駅舎なんてモノは全く無し。
谷底のような場所にレールがあるので、駅があるように見えませんよね。

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何故か駅前の一本道脇には蓮田あり、それを示す案内板が。
乗り換え時間の約40分。周りには何も無し。
散歩の達人的な私ら親子ですが、ここではさすがに時間を持て余しました。
しかも、この日は昨日以上に気温が上がり陽射しの下は辛過ぎます…。

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再び下り列車に乗り込み、
次に下車するのは秘境駅ランキングにも入る、「あぶくま駅」です。

これまでいくつかの秘境駅と呼ばれる無人駅に行きましたが、
この駅は何だかそれまでの秘境駅とは大違いです。

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駅は簡素でも、すぐ隣に立派な資料館(産業伝承館)があるのですから。
営業中ですから中に入ってみます。

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売店や食堂も兼ねていて、たくさんの猫たちがお出迎え。
以前は、ここから阿武隈川の観光船も出ていたそうですが、
川底と水量の問題で廃止になってしまったとのこと。

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眺めの良い高台で、吹く風も心地よく……と言いたい所ですが暑い!!!!
この暑さで今夏はお客が少ないとボヤキ気味の管理人さん。

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たまらず缶ビールをいただきました♪
昼時間は食事も出来ますし、生ビールも飲めます。
こんな快適な秘境駅ははじめてなのです(笑)。

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あぶくま駅でのんびりした1時間を過ごし、再び列車で終着の槻木駅へ。
ここから再び阿武隈急行で福島に戻りたかったのですが、
列車のダイヤの繋がりが悪いため、JRに乗り換えて福島駅に戻ります。



●福島交通飯坂線●

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再び阿武隈急行のホームに行き、次に乗るのは福島交通飯坂線。
こちらは開業から100年近い歴史を持つ私鉄路線となります。

ただし、車両はご覧のように東急車両のお下がり。
3月に乗車した長野の上田交通別所線を思い起こさせます。

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列車に乗ったらすぐに温泉気分♪

そんな装飾が施される車内でした。
意外や乗客は多く、温泉街に向かう人は少なく、
沿線住宅に住む方々の日常の足的な路線のようです。

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終点の飯坂温泉駅に到着です。
駅横に川の流れる、ちょっと変わった作りの駅でした。
上田交通別所線の終点駅をイメージしていましたが、
飯坂温泉駅は近代的な温泉街で、ちょっと肩すかしな感もあります。

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温泉街をゆっくり散歩~♪ なんて思っていましたが、
とんでもない暑さに参ります……温度計は41℃さしているんです。
これって温泉の水温と同じぐらいでは(滝汗)。

日陰を繋ぐように温泉街を歩きますが、誰もいません……。
この暑さで一番暑い時間帯(14時台)に外に出ませんよね。
足湯が眼に入りますが、それが罰ゲーム場に見えるのでした。

息子はもう温泉入らなくていいよ……そんな泣き言が出て来ますが、
それでは、割安のキップの意味がなくなります。

駅から比較的近い場所にある松島屋旅館の温泉に入る事にします。

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受付では、浴場にコインロッカーないので、
貴重品はフロントで預かりますが……
「でも、今は誰も入っていませんから大丈夫だと思います!!」

それはそうですよね。宿泊客のまだ居ない時間。
こんなクソ暑い中、立ち寄り湯する人なんか居ませんよね。

しかも源泉掛け流しで、湯温は高めと聞いていますし。

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ところがびっくり。
浴場内の方が外より涼しいではありませんか!!
しかも貸切状況ですから、のんびり湯に入ったり出たりを繰り返せます。

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さっきまで、暑さでゲンナリしていた息子も復活しました♪

温泉効果は、真夏の暑さでバッチリ!!
でも、湯上がりのビールは自粛です。外に出たら再び危険域ですから。

多少は涼しくなった温泉街を歩き、駅から再び列車へ。
この季節、一番涼しい場所は列車内かもしれません(苦笑)

福島駅からJRに乗り換えて、本日の宿泊地の郡山へ。

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途中、こんな雲が見る見る広がって来るのが見えて来ます。
我々はセーフ、この後東北本線はゲリラ雷雨で止まってしまいました。

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宿のテレビのニュースでは、
この日は今夏一番の暑さを記録した福島なのでした。

38.3℃……先程温泉街の温度計は41℃。
場所によっては40℃超えだったんですね。

JR東日本の、「行くぜ、東北!!」のキャンペーンソングの歌詞、
「こりゃたまらんらん!!」を彷彿させる過酷ながらも楽しんだ一日でした。
マッタリモードな一日の予定だったんですけどね…。

                        〈5日目につづく〉

【4日目の行程/8月22日】
福島駅09:03→富野駅09:41/10:19→あぶくま駅10:26/11:34→
槻木駅12:04/12:55→福島駅13:48/14:15→飯坂温泉駅14:38/16:45→
福島駅17:08/17:24→郡山駅18:12着

移動距離101.0km=普通列車運賃だと1,940円 歩行数12,238歩
※阿武隈急行&福島交通飯坂線が1日乗り放題の飯坂温泉日帰りきっぷ
大人1,500円(小人750円)


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