今では当たり前のカセットフリーですが、
そのカセットフリーの定着には時間が掛かりました。
メーカー問わずに互換を重んじた80年代前後の自転車パーツ。
専用スプロケットとなるカセットフリーは敬遠されたからです。
2代目デュラエースの7200系(通称デュラEX)から、
デュラはカセットフリーを採用しましたが、カセットを嫌がり、
初代デュラハブ&ボスフリーに拘った人も多かったです。
今では11速にまで増え、12速になるのも時間の問題!?
とも思える現行のデュラエースR9100系。
しかし、カセットフリー初代となるデュラEXは……、

たったの6枚しかスプロケットが無かったのです。

当時はこれが当たり前でしたし、
ボスフリーのスタンダードが5速でしたから6速でも多いぐらい。

特に不満もありませんでしたが、
6速化に伴いエンド幅が126mmに広がった事を嫌がる人がいました。
サンツアーの場合は、スプロケを薄くしたウルトラ規格で、
6段でもエンド幅120mmを保守していましたから。
しかし、当時から規格破壊のメーカーであったシマノは、
120mmは5速、126mmで6速が可能とします。
後に7402デュラ8速化でエンド幅130mmとしたのもシマノです。
シマノ嫌いを公言している私ですが、何故かハブだけはシマノ派。
積極的にデュラEXのカセットフリーをロードで使用。
競技コースに合わせて簡単にスプロケの交換が出来るカセットフリーは便利!!
でも、それを必要としない旅自転車=ランドナー&キャンピング車では、
初代デュラのラージハブに5速ボスフリーの組み合わせを使い続けました。


リヤの多段化が進むごとに弊害としてチェーンの耐久性は落ちます。
そして、12速化に向かう事で、フロントシングルなる動きも。
本末転倒という言葉は適切ではないですが、
それならフロント2枚×9速ぐらいで良かったのでは!?
私はそう思っていますよ。

改めてデュラEXのカタログを見たら、
エンド幅120mmで5速と6速のカセットフリーもあったようです。
これらを使っていた人は見た事がありません。
10枚、11枚のスプロケに見慣れた人には5枚、6枚は衝撃的。
しかも11-16Tの超クロスレシオな組み合わせも普通です(苦笑)。
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