
前田工業=サンツアーの代表作といったら、
サイクロンとシュパーブで異論はないでしょう。
MTBパーツのXCシリーズも名品ですけど歴史は浅いですしね。
初代シュパーブシリーズは、サイクロンを母体に開発。
サイクロンは当時の国産メカの常識を覆す小型軽量化と仕上げの良さ。
しかし、ワイヤーの取り回しや強度の問題から、
ロードレースでの酷使では辛いものがあったようです。
当時シマノもジュラエースシリーズの展開を始めていましたから、
サンツアーもリアルロードパーツとしてのシュパーブ発売は急務。

新規開発というより、変速機3点セットはサイクロンの改良版のようなメカ。

そして、その他のメカは協力会社からのOEM品で凌ぐのでした。
第2世代に入ってもシュパーブはサイクロンを母体に。

エアロブームに合わせて開発したサイクロンマーク2。
その後に販売されたのが2代目シュパーブ(プロ)となります。
何だかシュパーブはいつもサイクロンの後追いのようなデザインに。
逆に言えば、先行開発のサイクロンで市場の様子を見る。
そしてサイクロンのスペシャル版的にシュパーブを発売。

いつの時代もサイクロンの1ランク上のシュパーブ。
この2代目もコストダウンで仕上げの悪くなったサイクロンマーク2に対し、
シュパーブは本体丸ごとバフ仕上げとし、
さらにシールドベアリングプーリーを採用。
しかしゴージャスな2代目シュパーブプロは性能面で問題が露呈。
3年程度の販売期間で様々な改良モデルが売られる事に。

ようやくサイクロンとの決別となったのが最終型シュパーブ。
すなわち3代目のシュパーブプロとなったのです。
一方、サイクロンは3代目からロードコンポとして販売されるも人気薄。
4代目まで販売されるもセカンドグレードをスプリントシリーズに奪われ、
最後はミドルグレードとして生き残りを掛けるも消滅しました。

サイクロンメカは最後までロングケージモデルを販売します。
それは初代サイクロンがツーリストたちに愛されたメカとしての
名残だったのかもしれません。
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コメント
コメント一覧 (20)
長野のリンゴ、ブドウ、クリは順調の様子。山梨のブドウは甘ーい物を試食済みです。後は東北の果物達が無事に収穫終われば一安心。
さて、本年5月、藤沢の「ビチクレッタ湘南」と言うイタリア車中心に扱っている自転車屋さんのご主人が、若くして他界されました。ご冥福をお祈り申し上げてます。
そのサイトには、いつも大きな写真でキラキラ光る完成車やシルバーのパーツ類が並んで、目が眩むばかりでした。「おもちゃ屋の小学生!」
その中で私が気に入った自転車の変速機が「カンパヌーボバレンチノ」と「カンパヌーボグランスポルト」です。
現物は見た事が無いんです。あのビンテージ感がたまらないんです。欲しい気持ち一杯ですが、サイトのオークションでも中古を扱ってますね。使うにはパーツ全体のバランスが必要ですよね。機能も強度も互換性も分かりません。乗りながら勉強です。
本日のテーマに遠い話で恐縮でした。
butoboso0217
が
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79年からサイクロンを3年使い、82年にシュパーブへステップアップしました!
共にレース、練習で使い込んでいましたので、特に思い入れが強いですネ!!
双方ともご縁があって、今また手にし、使う事が叶っています~
切れ味鋭いが、柔なサイクロン・・・
動作がホンの少し硬い反面、シッカリ感が増したシュパーブ!
40年以上前の製品で積み重ねた歴史を思わずにはいられませんが・・・
見ていて古臭さを感じないのは不思議だと思います!!
butoboso0217
が
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僕もサイクロンマークⅡを付けていますが
パキパキとシフト出来て小気味好いですが
磨きすぎてマークが消えてしまいました
butoboso0217
が
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近年の自転車しか知らない私ですが、この時代のパーツのほうがみていて美しいと感じてしまいますね。現代のパーツを組み合わせて(例えばシフターなど)使用することは可能なものなのでしょうか?もちろんキャパシティやワイヤーの引きしろなどは全然違うのかもしれませんけれど。
今のシマノのディレイラーにはない魅力を感じます。
butoboso0217
が
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いつも拝見してますが仕事で疲れて見てるだけですみません(^^;
サイクロンM-2、絶好調です❢ 残りの人生、今のペースで自転車趣味を満喫してる限り 壊れる心配もないので安心してます
スペアもストックしてありますし…
エアロブームの時に出したサイクロンM-2 カラクリ屋のシマノのaxシリーズは、ロードにしか使えず
けど、サイクロンM-2は、ロード、スポルティーフにも使え GTのロングゲージは、BSのアトランティスツーリングにも採用されていました
キャパシティもあり万能なメカですね♬
それにしてもサイクロンM-2のRメカの変速性能の速さは、35年以上たった今でも驚くしだいであります(^^;
初代シュパーブプロ、サイクロンM-2、3代目シュパーブプロと使え なんて幸せな事でしょうか~!!!
butoboso0217
が
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サイクロンですが、片倉シルク、エベレストに付けてロードレースに出ました。
サイクロン マークⅡ、BSアトランチスディアゴナールに付いています。
70~80年代のメーカー車やオーダー車にはサイクロンやシュパーブプロがなぜか似合いますね。
シュパーブプロRDショートゲージ、カンパレコード外してエベレストに付けるつもりでいます。
butoboso0217
が
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去年秋の台風が凄まじかったので今回も身構えてしまいましたよね。
被害なく通り過ぎたのは良かったですが、その後のシトシト雨続きも参りますよね。
息抜きの散歩すら拒まれてます(悲)。
ピクチレッタ湘南は知りませんでした。都内だけでなく、ビンテージパーツや自転車を扱う店が増えましたよね。
カンパの昔の製品は工芸品ですよね♪ 美しいだけでなく性能や耐久性にも優れてましたから、それまでのフレンチパーツを駆逐してしまったのも仕方がないでしょう。逆に今のシマノ製品は性能は良くてもデザインが悪い……これでは趣味の自転車人にとっては魅かれないのです。
自身は古い国産パーツに取り憑かれていますが、それで今更自転車組もうとは思わず、乗るための自転車とは違うところでパーツフェチを楽しんでいますよ。
butoboso0217
が
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私の場合は最初のロードには初代ジュラ(クレーン)が付いていたんですが、変速性能の悪さに嫌気がさしてサイクロンに交換して満足しました。Wテンションのシマノ、スラントパンタのサンツアー、それだけで勝負が見えていたように思います。デュラも7400で劇的に性能が良くなったのもスラントパンタを真似たおかげですしね。
シュパーブってサイクロンより重いですが、その分肉厚なボディで剛性ありましたよね。だから変速レスポンスもサイクロンより良かったです。ツーリングパーツとして考えるとサイクロンでも充分ですが、競技で戦うとなると少し役不足でもありましたよね。
butoboso0217
が
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マーク2のプリント文字は、軽く擦っただけでも消えちゃいますよね。
シュパーブも含めて前後メカを掃除している時に文字が擦れちゃうとガッカリしたものです。だから潔く剥がしてピカピカに磨き込むのは正解かもしれませんね。
それ以前のシュパーブ、サイクロンだけでなく、デュラエースはぶつけてガリガリやらない限り製品名が消えちゃうことなんかなかったですよね。
カンパも含め、表面ツルツルパーツになる前の製品は掃除しやすかったです♪
butoboso0217
が
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ここのところ仕事が忙しすぎる上に雨ばかりなんで自転車にも乗れず、こんなパーツオタクな記事でごめんなさい(笑)。
自転車パーツのデザインをブサイクにしてしまったのは全てシマノが悪いのです!!
昔はガチライバルなサンツアーがあったので、シマノもそれなりに頑張っていましたが、サンツアーがなくなり、カンパの勢いがなくなってしまうとシマノの暴走が始まってしまいました(悲)。
ちなみにシマノは創業100年のようですが、サンツアーがもし残っていたら同じく100年だったのです。共に大阪の工業街で切磋琢磨していた頃は良かったですよ。
butoboso0217
が
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もちろん私もnobuさんの記事を見てますよ♪
ウチにあったニューサイでもサイクロンマーク2の軽量バージョンの記事を見つけました。160gのノーマルだって当時国産最軽量だったのに、限定バージョンは154gですから凄いですよね。ロングケージのGTモデルだって170gですしね。
マーク2はゼンマイバネが生命線ですが、それ以外はシンプルな作りですから壊れにくいですよね。というか、当時の高級メカは、転倒してぶつけたりしない限り使い続けられますよね♪
たまにデュラEXのロードに乗ると、やっぱり変速性能に不満を感じるんです。スラントパンタはやっぱり偉大ですね!!
butoboso0217
が
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多忙続きでコメント欄を中々開けなくてごめんなさい。
ようやくこの土日のいずれかは休みが取れそうです(汗)。
当時のロードレーサーの一番人気はカンパレコードでしたが、やっぱりデュラやサイクロン&シュパーブな方が多かったですよね。イタリアンレーサーにはカンパが絶対ですが、国内ビルダーの手がけたフレームには国産パーツが似合うのです♪
昔のエベレストの広告ページ眺めてますが、こちらにも国産パーツで固められたものが多かったです。パーツは国産でも、フレームのWレバー台座とエンドだけはカンパが標準だったのは何故でしょうかね(苦笑)。
butoboso0217
が
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butoboso0217
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おはようございます。
ツーリング車乗りにとっては、シマノよりもサンツアー好きの方が圧倒的に多かったですよね。タイトリスト使っている人はほとんど見かけず、Vラックスはいっぱい見かけました。もちろんオーダー車組みにはフレンチパーツが人気でしたけど、そんな連中は旅先で走り込んでいるサイクリストには少なかったですし。
私の時代は、すでにVX全盛でしたが、Vラックスと同じ流れで価格の割に耐久性高く安心して旅自転車にも使えた変速でした♪
サンプレやユーレーメカ使った自転車よりも、サイクロンやシュパーブが付いている自転車に魅入られましたよ。
butoboso0217
が
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メーカーのツーリング車も
サンツアーメカが多かったですね。
VXですが。
自分用の自転車は
可能な限り前田多用でいきます。
butoboso0217
が
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VXはショート、ミドル、ロングケージの3種用意されていたので市販車の6〜8万の売れ筋中級車で車種問わず採用されていましたよね。
手頃な価格ながら、性能は上級のサイクロン・シュパーブに近いものがありましたからメーカーとしても採用しやすかったのでしょう。それに対し、同じ価格帯のシマノ600は不人気でしたよね。600がツーリングパーツというシマノの位置付けもちょっと曖昧でしたし。
butoboso0217
が
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コンパクトですよね。
butobosoさんの写真観ると美しさが際立ってますね。
記憶のイメージより綺麗な感じがします。(^_^;)
butoboso0217
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ランドナー好きの方達にとって、80年代半ば以降になってくる部品は興味薄だったかもしれませんね。私はロード乗りでもあったので、節操なくあらゆる部品に目移りばかりしてきました(苦笑)。
時間があればもっと秘蔵パーツの写真をUPしたいところなんですが、それよりも走りに出かける時間が欲しい状況です(汗)。
butoboso0217
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初代サイクロンは大好きです。
シュパーブは最終型のFDがいいですね。
RDをシュパーブテックと組み合わせて使ってます。
使うあてもないサンツアーコレクションが沢山あります。
シマノ部品はHGボスフリーとHGチェーンを使ってます。
変速性能が抜群にいいですよ!
butoboso0217
が
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こんにちは。
初代サイクロン、50代半ば以降のツーリストには人気高いですよね。
国産メカなら一番人気でしょう。サンプレやユーレーに憧れても手が出せない自転車少年たちにも何とか手の届く価格でしたしね。
現代のフリーを使えば分かることですが、いくら変速機の性能が良くても昔のボスフリーでは限界が見えてますよね。90年以降の歯先形状が変更されたフリーなら昔のメカでもまだまだ使えるなぁといった感じですよね。
butoboso0217
が
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