
横浜中心部にはかつて市電(路面電車)がたくさん走っていました。
同じ横浜市内でも郊外に住む私にとって市電は遠い存在。
それでも母親の所用で中心部に出かけた時は、
わざわざ市電に乗せてもらう事がうれしくて。

中心部である南区に引っ越した時(前住まい)は、
こんな本片手に市電跡を巡ったものです。
そして、最初の写真の市電保存館にもよく出かけたものです。
そんな横浜市電ですが、実は郊外育ちの私にも身近な場所が。

近所の公園に市電車両が静態保存されていたのです。
その公園を友達間では「汽車ポッポ公園」と呼んでいました。
その事を息子に話すと、市電なのに汽車はおかしくない!?
などとつまらぬツッコミを入れてきました。
少し前までハナタレ小僧だったのに生意気なテツになりました(笑)。
☆
試験最終日で早く帰宅した息子を誘ってその汽車ポッポ公園へ。

日中30℃超えが続く横浜ですが、木陰は涼しいです。
この辺りは昔の雑木林が残りますが、
他は乱開発のように大きな住宅街ショッピング施設。
平日なのに買い物渋滞するクルマを横目に古い住宅街へ。

汽車ポッポ公園(後谷公園)に到着です。
昔はもっと大きな公園に見えましたが、
自分の成長とともに公園が小さく見えてしまいます。

市電車両は私が中学生の頃に撤去されましたが、
愛称の汽車ポッポな遊具が代わりに設置されています。
市電展示の当時はその貴重な事に誰も気づかず、
ボロボロになっていく一方だったのも記憶しています(悲)。

自治会の記念事業として市電の車輪がモニュメント化。
でも、ゴミ集積場として雑な扱われ方でした。
レールにごみネットが絡められています…。
昔の淡い記憶は崩されますが、
まだこの公園に市電の痕跡があるだけ良しとしましょう。

次に向かうのはJR横浜線に昔からあった北門踏切を目指します。
昨年同時期にサイクリングの途中で立ち寄ったばかりです。
しかし、その記憶を辿りながら歩くも踏切への道が見つかりません!!
クルマの掃除をしていた方に踏切の入り口を聞くも、
そもそも踏切がある事自体知りませんでした。
北門踏切は歩行者専用、利用者は限定されますから仕方なし。
そのままウロウロ一帯を彷徨いますが見つからず。
結論から言いましょう、
北門踏切は昨年6月13日に廃止されていました!!

こんな感じで横浜線を踏切で渡る事ができたのです。
人道橋や踏切が他に存在しない場所だったので便利でした。
ところが近隣の宅地が進むとともに踏切へ向かう道は閉鎖的な空間に。
末期の利用者はかなり少なかったはず。
私はたまたま廃止前の昨年6月4日に踏切を利用していたのです。
その時は草刈りの作業員が多数入り、その横を通させてもらいました。
てっきり草刈りするぐらいなのできちんと管理しているんだなぁ、
と思いながら通り抜けたのですが、
実はこの草刈りは踏切撤去工事のためだったようです。

遠回りな人道橋を利用して線路の反対側の住宅街へ。
なぜかこんな場所に戦闘機のコクピット部分だけがありました。
そんな脇を歩き抜けた先に踏切跡を望められる場所が。

何と跡形もなく踏切が撤去されています。

こんな感じで歩き抜けられたのです。
手前の鉄柵の脇にあった小径は草だらけで道筋は消えていました。
こんな事なら昨年通った時に写真撮っておけば……。

昔から変わらぬ風景。
しかし、そこに走る車両は変わり、
いつまでもあり続けると思っていた踏切は消滅。
散歩目的の結末は寂しい気持ちになるのでした。
帰りはバスに乗りたい!! と言い出す息子を説得して、
昔の思い出道を巡りながらの帰宅となりました。
☆
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